11.小田原少年少女合唱隊(F1、Venecek/Zdenek Lukas, Esti dal/Kodaly Zoltan, Jabeshka polka/Hristo Iliev)
課題曲はとても整然とした感じの演奏。少年少女合唱団だけあって、ノンビブラートの高調波成分の多い声が会場に響く。ただ、 大人の合唱団と比べると、表現の深みという点ではやや不利な気がする。ようするに、同じ土俵で競うというのは、 ちょっと違和感があるということか。
自由曲は3曲の取り合わせと表現の多彩さが面白かった。指揮者の力量によるところが多いのだろうが、 歌い手の感受性も高くないとこういう表現はできないだろう。最後の曲は合唱団持ち歌の得意なところがまさに表現できていたようだ。 こういう曲は大人には真似できないね。
12.大分市民合唱団ウイステリア・コール(G1、追分節考/柴田南雄)
非常に端正な表現の課題曲である。ただ、高声部の高音ののびが今ひとつ。それが引っかかって、音楽が流れなかったのが気になった。
自由曲は女声をステージ上に、男声と尺八が客席を練り歩くという形で演奏された。コンクールという場を忘れて、 演奏自体を十分に楽しめたと言えよう。一人ひとりの歌心や歌唱力も素晴らしく、 コンクールでのびのびと演奏しているというのがうらやましかったとも言える。シアターピースの初体験がココで得られたと言うこと、 それが名演だったということで、ウイステリアの皆さんに感謝したい。
さあ、もう少しで終了。あと一回の感想くらいですかね。
2006年12月18日
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